2006年03月28日

人形芸術の世界

3yukia.jpg



昨日、最終日ギリギリ
松屋銀座で開催されていた
『与 勇輝(あたえ ゆうき)人形芸術の世界』展へ 行ってきました。

皆、着物を着ていた頃の 『昭和』は
実際、私も知らないのだけど
ゆるゆるとした時間が そこに流れているような
懐かしさのような 不思議な温もりを感じる人形たち。
まるで 生きているかのような存在感でした。






3yukia2.jpg

この作品のタイトルは『夕餉(ゆうげ)のしたく 』と なっていました。
他にも 丁稚奉公(でっちぼうこう)の 小さな男の子のお人形や
赤ん坊を背負い紐で おんぶして
子守りをする お兄ちゃん(多分、兄弟)
お姉さん(こちらは 奉公だと思います)の お人形も。

昔は こうやって、子供も 何かしらの仕事を与えられて
健気に 家の為に働いたり 兄弟の面倒を見たり
みんな必死に生きていた時代もあったんですよね。

けれど どのお人形も温かで優しい印象で
生活は大変だったのでしょうけど いい時代だったのかな・・
と、そんな事を思いました。
嘘です。つらかっただろうにな・・と。
一般的な感想でなくてすいません。


お人形も 一体一体、ため息が出る程
精巧に作られていて
例えば 1枚目の角度からみた女の子
2枚目の角度からみた女の子
どの角度から見ても 本当にそういう子が実際にいるみたいに
良く出来ているんですよね。

ついでに ”後ろ姿”が 大好きな私は
後ろ姿の見事さにも感動してしまいました。
絵にしても 他のお人形にしても
どんなにリアルっぱく見えても
何処かしら ちょっと違うぞ・・が 見え隠れするものだけど
この与さんの人形たちには それが見つからないんですよね。

だから 後ろ姿も ゾクッとするほど完璧で。
完璧っていうのも ヘンかな。
人の魂、みたいなものを 感じてしまうのでありました。
うっかり あり得ない ”その人の本当 ”を 感じてしまう程の
リアルさが 感動でした。

3hanakage.jpg

こちらは『花陰』というタイトルで
与さんの 亡き御両親の面影をもとに 作られたお人形なのだそうです。
勿論、正面から見るのが本当でしょうけど
最後に後ろ姿。

正面から だけでなく
横から見られても 斜めから見られても

そして 気づかぬ所で誰かに 後ろ姿を見られて
歪みが バレてしまう、なんてことのないように
このお人形たちのように
どの角度から 見られても大丈夫
そんな風で いられたらいいな・・
なぁんてことも 思ってしまいました。
posted by うさこ at 23:14| Comment(7) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NHKの短い番組でこの展示会を取り上げているのを見たとき
人々が生きている日常をカットして
生き生きと再現しているこの人形達に触れてみたいなと思いました。
でも行けずじまいでした。
今こうして画像で人形達に再会すると
本当に今にも何か言葉を語りかけてくるようでゾクゾクします。

老夫婦の後姿。
何を語ってるんだろうな?
風雪を耐えて成長してきた木のような生を感じるのは私だけ?
言葉で語るのも重要だけど、
背中で語りかけるもののなかにはもっと真に迫るものがありますね。




Posted by せいや at 2006年03月29日 04:51
せいやさん、後ろ姿っていいでしょう。
勝手な解釈 なのかも知れないのだけど
とても頼り甲斐のある 明るい人でも
後ろにまわってみると 哀しそうだったり
淋しそうだったり 疲れていたり
一見厳しい人が 優しい雰囲気を持っていたり

さっぱり何も伝わってこない
そんな後ろ姿もありますけどね。(笑)

老夫婦の後ろ姿からも 長い人生の中で
呑み込んできた 沢山の思いや言葉が
音のない会話を交わしているような・・
そんなふたりだったら いいですよね。

話は前後しますが 『日常』
与さんがテーマとして選んだ日常に
私たちはこんなにも心惹かれる
けれど 自分たちで
自分たちの今、現在の日常に
素晴らしさを見出すことが上手く出来ない。

古き良き時代、あの頃は良かった・・と
ひとしきり郷愁にふけったら
今、現在の日常のひとこまの
苦しみ・悲しみ・喜びがごっちゃになった
おもしろさみたいなものにも
少し目を向けることが出来たら

あの頃はよかった・・と感じた その要素を
今一度、自分の日常に取り込むことが出来たら
そんなことも思いました。
人形たちに教えられたこと、沢山の人形展でした。


Posted by うさこ at 2006年03月29日 09:53
コホン、え〜〜、ワタクシ〜
さっぱり何も伝わってこない後ろ姿の代表の
michikoと申します。(笑)

現在の日常・・・
早すぎる時間の流れについて行くために
必死で色んな事を消化しようとする。
そんな毎日の中でゆとりの時間が持てない。
昭和初期はどうだったのだろう。
貧しくてもゆるりと流れる時間があったのだと思います。
時計を見なくても自然に一日が過ぎる。
そんな感覚、今はないような気がします。

でもこうしてネットを楽しんでる私たちは
少しはゆとりを得ているのかな。
とってもステキな作品を見せてくれて
有り難う。
Posted by michiko at 2006年03月30日 16:04
え〜〜、ワタクシ〜 じゃないですよ
みっちゃんの背中、
毛虫、毛虫〜〜〜;;
桜 見に行ったとき 連れて帰ってきたんでしょ〜;
なかなか居心地いいって
毛虫くんがいうてますよ。(笑)

昔はいろんなことが手仕事で
今よりずっと大変だった筈なのに
せかせかなイメージがないですよね。

絵画の先生がね、面白いこと言ってたんですよ
自分が若い頃、母親に対して
同じ時代を生きているのに
違う時間を過ごしているように感じていたって。

そして今、その母親と同じ年代になって
今度は自分が若い世代とのギャップを感じるようになったって。
世の中、便利さが 加速していくばかりで
私たちも だんだん追いついていけなくなってきているんでしょうかね・・;

ネットも・・なくなれば もっと違う自分の時間が
持てるような気もするのです 正直いうと・・
でも、そうなると 遠くのみっちゃんとも
こうして気軽に言葉を交わせなくなってしまうんですよね

ゆとりを手にいれる為にゆとりが失われている?
ん?わからなくなってきました;;
みっちゃんは ネット以外の時間も大切にしていますよね・・
そゆの、大事だなって 今、痛感しています。

Posted by うさこ at 2006年03月30日 23:21
うさこさんの記事を読んで、祖母のことを思い出しました。
いつも着物を着ている人で、私は、
『おばあちゃんになったらみんな着物を着るんだ。』
と勘違いしていました(笑)
たまに旅行とかでワンピースを着ていると、ものすごく珍しくて…。
祖母が亡くなったときに、祖父が始めてアルバムを見せてくれたんです。
祖父と初めて会ったときの写真では、祖母は日本髪を結っていました。
きっと、祖母が子供の頃はこの写真の女の子のようだったのかな…なんて思いました。
久々に思い出させてくれて、ありがとうございました。
Posted by reia at 2006年03月30日 23:22
そっか〜〜。
もっと違う自分の時間かぁ・・・。
私はHPは趣味として
カメラを手に散歩をしている時と同じ感覚で
完全マイペースで運営しているから
楽しんでいるというか、
普段はあまり見せる機会がない姿も公開できて、
それこそ別人が住んでいるような錯覚があり、
なかなかいいもんだと思っているから
ゆとりとして感じることが出来る。
ゲストのことを考えると
も少しマメにしないと駄目なのかもしれないけれど、
自分が楽しめないことにはね。
だから能天気で毛虫がくっ付いていても
分からない。(分かるほうがヘンじゃないかい?!笑)
うさこちゃんは皆の気持ちを大事にするからなぁ。
私生活も忙しくしているし、
ネットの方はのんびり行こうよ。
疲れた日は寝るもヨシ
絵に夢中になってるときは、それもヨシ
見たいTV番組があればそれもヨシ
なぁ〜〜んちゃって。^^
あくまでも個人の意見です。ゴメン。
Posted by michiko at 2006年03月31日 08:33
☆ おじいちゃんとおばあちゃんのアルバムのお話、
私まで じ〜〜ん・・。
若かりし頃のお二人の 幸せな時間が
沢山詰まっていたのでしょうね
長い時間連れ添った 大切な人は 写真の中で
おじいちゃんの心の中で永遠に 生き続けるのかな

私のおばあちゃんの思い出はというと
母方の祖母と夕方散歩をしたとき
いつも髪をおだんごに結んでいた祖母だったのですが
その時は お風呂あがりで 珍しく長い髪を垂らしたままで
石鹸のいい香りが ふわ〜っとして。
おばあちゃんに”女の人”を感じてしまったんですよね(笑)
椿のころでした。

reiaさんのおじいちゃんも もしかしたら
そんな風に優しいおばあちゃんの香りまで
しっかり思い出していたかも知れませんね。
素敵なお話、聞かせてくれてありがとう☆"


☆ ぐふふ。みっちゃんを見習って
だんだん『虫食いな更新』も
気にならなくなってきているうさこよ♪
24時間が 非常〜に短く感じます。
30時間位あったらなぁ・・??;

記事で書きたいことも 沢山あるんですけど
夜遅くなってくると疲れてしまったり。
みんなも色んな事と同時進行で よくやってますよね。うん。

書きたい事も沢山あって
やりたい事も沢山あって
やらなきゃなんないこともある(笑;)
いや、こんなこと言ってても仕方ないんですよね

みっちゃんは のんびりというよりも
1、やんなきゃなんないこと
2、やりたい事
3、書きたい事
の 順番がぐちゃぐちゃになっていないんですね
そゆとこ無意識に ちゃんとしてるのかも。

ネットは お互いの時間を尊重して
自由でいられる場所、なんですもんね
そういえば・・。
コメント読んでて気がつきました。
みっちゃん、どうもありがとう♪

Posted by うさこ at 2006年03月31日 12:05
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